彼女ちゃんが新しいロードバイクを購入したので、早くロングライドに行きたかったのですが、35度超えの暑さではさすがに行く気が起こらず、ひたすら気温が下がるのを待っておりました。

 

トレックエモンダALR4

8月下旬になってようやく暑さが落ち着いたので、ロングライドを決行しました。

記念すべき最初のロングライドはビワイチ(琵琶湖一周)にしました。琵琶湖は大阪からアクセスもよく、ほとんど平地なので初心者の僕たちにぴったりのコースです。

僕も彼女ちゃんも一日での最高距離は淡路島半周の120キロだったので今回のビワイチ150キロは未知なる領域となります。

ほんとの琵琶湖一周(フルビワイチ)は200キロ以上となりますが、琵琶湖大橋を渡ってショートカットする150キロコース(ビワイチ)も人気のコースです。今回はこの150キロコースに挑戦です。

さて、出発地点であるピエリ守山までは自宅から車で自転車を運びます。ピエリ守山から反時計周りに琵琶湖を一周することになります。日本は左側通行ですから反時計周りだと常に湖を左側に眺めての走行ができるのでオススメです。

なぜピエリ守山を出発地点にしたのかは無料駐車場があるからです。ピエリ守山はショッピングモールですが、その駐車場のうちEと書かれたスペースはサイクリストのために開放されているそうです。なんと素晴らしいのでしょう。しかし、宿泊はできませんので注意です。

僕たちがピエリ守山に到着したのは午前9時まえ。準備に時間がかかり渋滞にも巻き込まれ大幅に遅刻しました。ほんとは7時に着く予定でしたので2時間遅れとなりました。

この時間でも駐車場には数台の車しかなかったので、まだまだこの時期にビワイチする方々は少数派のようです。

ラガラのピエリ守山の駐車場エリアE

それでは出発しましょう。いい天気です。

朝9時のため気温はまだ25度ぐらいで風もありとても気持ちが良いです。

ここから湖北までずっと平地が続きます。サイクリング中、常に湖がそばにありテンションが上がります。湖を見ながらのサイクリングほんとに気持ちがいいですね!

こんな素晴らしい平地をひたすら走ります。

しかし、走り出してから数十分で汗だくとなりました。涼しくなったといえどやはり真夏。太陽光線にあたると溶けてしまいます。

1時間ぐらい走ったら喉がカラカラになったので1回目のコンビニ休憩です(ローソン近江八幡島店/地図B地点)。

真夏のライドは無限に水分がほしくなります。今回の旅で500mlのペットボトルを何度購入したのかわかりません。500mlペットボトルなんて秒殺です。2リットルの水を購入してドリンクホルダーに分けて入れておくのが賢い選択です。もちろんドリンクホルダーは2つ必須です。

ちなみにあのフォトジェニックで有名な「ラコリーナ」はこのローソンの手前の交差点を右折すると辿り着くことができます。時間がある方はぜひ行ってみてください。

→ラコリーナに行ったときの記事

       

 

再スタート!!

お昼休憩予定のクラブハリエのパン屋さんまで行きましょう。

ここらで早くも太腿が痛くなってきました。

スタート地点から50キロぐらいでしょうか。

お昼12時にクラブハリエジュブリルタンに到着(地図C地点)。

バームクーヘン入りのパンも購入できますよ。

店内で食べることができますよ。パンの値段は1個300円以上するものも多く、コスパはあまりよくないかも・・・味はおいしいです。左奥のアボガドエビ入りパンが一番うまかった。右手前の何かの賞で1位と書かれていたお店押しカレー味のパンもおいしかった(見た目はいまいちだけど・・)。

 

お腹がいっぱいになったところで先を急ぎましょう。

既にお昼を過ぎてしまいました。まだまだ先は長いです。

残り100キロぐらいか???

このあたりからコンビニとかお店が全然見あたらなくなります。

「コンビニはどこ?」

喉がかわいた・・・自販機もない・・・

お昼1時を過ぎ気温も30度超え。水分ストック0。

結局コンビニ見つからないまま10キロぐらい走行。

ようやく道の駅 「湖北みずどりステーション」を発見!(地図D地点)

 

ウィルキンソンを補給。何でもないただの水がこんなにおいしく感じるのもサイクリングの醍醐味。喉が渇いても極限まで我慢して一気に飲み干すこの快感、きっとあなたにはわかるでしょう?

 

さて、ここから約10キロ離れた木之本に、有名なパン屋さん「つるやパン」があります。時間は押しているものの無類のパン好きとして、ここは外せません。

ビワイチルートから少し外れるものの、往復4キロ程度の距離です。

行きましょう「つるやパン」へ。(地図E地点)

「つるやパン」はJR木之本駅のすぐ近くにあるのですが、この日はお祭りがあるようで出店の数がすごくてなかなか辿り着けない。

この奥に「つるやパン」があるのだが・・・

屋台と一体化している「つるやパン」を発見!!


店内はパン屋さんというよりコンビニですね。想像していたのとは少し違う。お目当ての「サラダパン」を探します。

パンは全部袋に入ってます。

お目当てのサラダパンゲット!!

サラダパンなのにサラダは入ってないような気がしますが、なんと「たくあん」がはいってます。たくあんとマヨネーズの絶秒のコンビネーションがおいしかったです。食べたことない味でしたね。賞味期限が4日ぐらいあったのでおみやげ用に2つ追加で購入しちゃいました。

  

そろそろ本気でビワイチ完走目指しましょう。

湖北にはビワイチ唯一の坂道が待っております。

琵琶湖唯一の坂道へ突入!

ここまでずっと平地だったので、坂道というのがこんなにしんどいとは・・・忘れてました。でも山の中ということもあって涼しくて気持ちよかった!坂道は比較的すぐ終わるのでご安心ください。

山を越えたら水分補給です。コンビニはほんとにありがたい!

広大な駐車場のローソン西浅井塩津浜店(地図F地点)

琵琶湖沿いのコンビニには必ずサイクルラックがあるのもいいですね。

ここで私は学びましたよ。500mlのペットボトルを買うのではなく、2リットルのお水を買うべきだと。しかし2リットルは売り切れ。仕方なく2リットルのお茶を購入!

お茶さんをタンブラーにぶっこみます。

ちょっと重たいけど、保冷ばっちりのタンブラーがオススメです。暑い中、ぬるいお水とか絶対嫌です。キンキンに冷えたやつお願いします。そのためにはタンブラーこれ必要です。

 

さぁ残りの距離は70キロぐらい。そして時刻は午後4時すぎ。ちょっと本気を出そうか・・・ノンストップでいっても僕たちの平均時速18キロを考慮すると4時間かかる。晩御飯も食べたいし、さっきから膝も痛くなってきた。

はたして、今日中に到着できるのだろうか?

ここからはほとんど休憩をとらずに走り切ろうと彼女ちゃんと約束する!

 

ひたすら漕ぐ。

 

午後6時にJRマキノ駅近くのきれいなビーチに到着!(地図G地点)ビーチでバーベキューしている方がたくさんいました。おなかペコペコだったのでつらかった(笑)。カルピスウォーターで我慢。

すぐに出発!!我々に遊んでいる暇はないのだ。

このビーチを過ぎてからのサイクリングロードが実に美しかった。

今回は時間がなくてマキノ高原のメタセコイヤ並木はいけなかったけど、それに負けないくらい美しかったです(メタセコイヤ並木は行ったことありません。)。まさに外国のような風景でした(外国は行ったことあります。)。

だんだん暗くなり、途中風車があったりもしましたが、ご飯屋さんどころかコンビニすらない状態が続きます。

高島市の湖沿いにはほんとに何もないので要注意です。お腹が減りすぎて、漕ぐ力がわかない。とにかく甘いものが欲しくて、自販機を探しました。「おしるこ」が飲みたい。こういう時のために羊羹をもっていたらどれだけ救われただろうか・・・でもね、我慢した分、自販機を見つけた時の嬉しさは半端なかったですね。

感動的なうまさでした。

我慢しただけおいしさが倍増するなんて、人間はなんてうまくできているんだろう。

ウェルチで少し回復したものの、「つるやパン」を食べてから何も食べてなかったので、二人ともお腹がペコペコでした。両親のおみやげ用に買った「サラダパン」に何度手をつけようと思ったことか(笑)。

そんな時、ようやくご飯屋さんを発見!(地図H地点)

周りは静寂に包まれた中、ぽつんとお店がありました。灯りも控えめで、気づかずに通り過ぎそうになるくらいでした。

外からお店の中が見えないので、正直入りづらい。ステーキとかお肉系が食べたいとも思っていたので、「うどん・そば」の看板に抵抗しつつも、お腹が減りすぎていたので勇気を出して入ることに。

中は意外にも広く、現代風な感じです。お店に入るなり、店主の方が出てきて、ほとんどの食事が売り切れてしまって申し訳ない、代わりの材料でおいしく料理するからどうですか?と説明されたのがとても感じがよかったですね。

この方なら間違いなくおいしいものを作ってくれるだろうと確信しました。

ご飯の登場を待っていた時間も幸せでした。

この瞬間に出会うために今日走ってきたといっても過言ではないでしょう。

さぁ本日の主役に登場していただきましょう。

とんかつとお蕎麦(私の注文)
鯛とサーモンの丼とお蕎麦(彼女ちゃんの注文

何を食べてもおいしいと思える無双状態でのとんかつは想像をはるかに超えるおいしさでした。おいしいもの食べたきゃ腹ペコにしろとはよくいったものです。サイクリングしたら必ずこの状態になりますから、サイクリング中のうまい食事は無限の力を秘めております。今回の料理はお蕎麦が特においしかったです。冷たいお蕎麦なんですけど、さっぱりしててコシがあって真夏にはぴったりですね。これで料金1000円ぐらいだったから、コスパ良すぎです。

ごちそうさまでした。

 

ご飯を食べ終わると時刻は午後8時をまわっておりました。

お腹がいっぱいになると頑張れるものですね。ここからまだ30キロ以上あったと思うのですが、午後10時には無事ピエリ守山に帰ってきました。痛かった膝の痛みもいつのまにかなくなっておりました。

ピエリ守山の駐車場に到着!!

ピエリ守山の駐車場

看板に「水春」って見えますか?ピエリ守山には温泉もあるんですよ。サイクリストにほんとにやさしい施設ですね。最後は温泉に入って旅の疲れを癒しました。新しくできた温泉なのかめちゃくちゃきれいでした。出し惜しみなしの炭酸で溢れた炭酸温泉がオススメですよ。でも、12時とちょっと早く閉まるのでご注意。

旅の記録は以上です。ご精読ありがとうございました。

  

キャットアイのサイコンデータ

走行時間 8時間28分
走行距離 154.53キロ
平均速度 18.2キロ

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